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2008年11月19日 (水)

「介護士」がプロフェッショナルと認められた瞬間・・・

 今日の1曲・・・「放課後の音楽室」GONTITI

 最近、あっしの日記を、「ガスくせぇよー(某サッカー仲間)!」、あるいは「読んでいる私がまるで『地雷原の中にいる』みたいよ(某福祉系仲間)!」とコメントする人たちが多くなってます(苦笑)。まあ、確かにねぇ・・・。反論はしませんわ(照笑)。

 そんな殺伐とした日々でも、ちゃんと「転職活動」のための情報収集は忘れません。昨日は久しぶりに、あるテレビにくぎ付けになりました。

 NHK総合テレビ「プロフェッショナル -仕事の流儀- FILE 102 大谷るみ子」(毎週火曜日22時~)

 『介護は、ファンタジー』

 45分間の放送の中身は、福岡県大牟田市にあるグループホームのホーム長である大谷さんの「仕事ぶり」と「介護哲学」。その「プロフェッショナルの奥儀」を、茂木健一郎氏と住吉美紀アナウンサーがインタビュー形式で迫る、という内容。

 大谷さんがおっしゃっていること、そしてビデオに出てくる「ケア」の方法は、ごくごく普通で、自然なこと。

 入居者の皆さんに徹底的に寄り添い、相手が「どんなことで困っているのか?」あるいは「なぜ、精神的に不安定なのか?」を見極め(この間は様子を見てるだけ)、相手のリアクションを待ち、その方の「本当にできない」こと、あるいは「何らかのサインにより出てくる」行動に対して、介助なり、付添なりを行う。

 相手が「本当にできない」と思われること、相手が「こうしてほしい」と思われること。それらに対してだけ、手を差し伸べて、対応する。

 言うは易し、行うは難し・・・。

 それを、こともなげに、相手に悟られることもなく、無意識のうちにやってしまえる大谷さん。

  自分はまだまだです。とてもじゃないけれど、あのレベルを「10」というなら、自分は「4~6」ぐらい。「7」が合格ラインだとしても、全然、納得ができない。

 あ、そんなことを言うつもりじゃなかったわ(笑)。

 この番組、ニュースとスポーツしかテレビを見ないあっしにとって、数少ない「定番」番組です。今までに、「イチローさん」「宮本慎也さん」(プロ野球選手)、「祖母井秀隆さん」「大瀧雅良さん」(サッカー指導者)、海上保安庁特殊救難隊隊長「寺門嘉之さん」、東京消防庁特殊救難消防隊(通称、ハイパーレスキュー隊)隊長「宮本和敏さん」・・・。

 そして、クリティカルケア専門看護師の「北村愛子さん」。がん看護専門看護師の「田村恵子さん」。

 この番組から多くのことを学び、笑い、涙し、その仕事の過酷さに驚き・・・。でも、何か、納得がいかないことがありました。

 医師・看護師・義肢装具士の方は、登場しているにもかかわらず、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の方は、まだ登場していない・・・。

 その下で働いている「介護士」が登場することは、当分ないんだろうなあ・・・、と思っていました。介護士だって、全国各地に、独特の「マインド」を持ち、地域との連携を密にして、しっかり頑張っている方々が大勢いる。でも、介護はまだ「学問」としては、確立されていない。

 どうしても、個々の主観が入ってしまう。そういう仕事をしている以上、こういう番組に取り上げられる「プロフェッショナル」な介護士さんは、出てこないんだろうなあ・・・。

 あきらめにも似た気持ち。でも、やっぱり納得できないのが本音・・・。

 その壁が、昨日の放送を見て、見事に崩れました。とてつもなく嬉しい誤算!

 大谷さんは「102人目のプロフェッショナル」として、この番組に登場しました。それまで番組に登場された方々の顔ぶれを見ると、本当に「雲の上の存在」の方たちばかりです。そんな「雲の上の存在」の一人として、我々の大先輩介護士が選ばれて、NHK総合テレビで、全国にオンエアされた。

 介護士の世界に、大きな光が差し込んだ。そう、私は感じました。

 確かに、今の「介護保険制度」の中で、自分の描いている「理想」に沿った高齢者介護ができている介護士さんは、全国の介護士の中でも「1%」くらいしかいないと思います。それでも、大谷さんは「自らの信念と哲学」を貫き、その哲学を後に続く方々(職場の部下さんたちや、地域で活躍する介護士の皆さん)に伝授しようとしています。

 大谷さんのような、情熱にあふれて、それでいて、洒落っ気があり、人の和にすぐ入っていくことのできる介護士さんがいるんだ、という事実。

 それがわかったことが、とても嬉しかったです。

 そして、エンディングで新人介護士さんが、無事に夜勤を終えた後の、ねぎらいのことば。あのことばを、大谷さんは、たぶん無意識のまま、口にしたと思います。でも、そのことばすら、言えない上司もいるのが事実。

 「大谷さんの下で、あるいは、大谷さんと一緒の地域で、介護の仕事をやりたいなあ。」

 番組が終わった後、素直にそう思わせてくれました。そして、転職活動にも、少し「変化」をつけようかな、と考えました。

 さて、この番組を「見逃してしまった」方に朗報です。再放送が来週の深夜にあります。詳しくはこちらをどうぞ!

 そして、次回の「プロフェッショナル」は、この方です!正に「プロフェッショナル」な方です。介護士さんも、フットサル選手も、見るべし!あっしも、39歳のスタート記念に見るずらよ!

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